Identity

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  • 分らしさ

「自分らしさ」を認められる人は果たしてどれほどいるのか。

「自分探しに旅へ出る」なんて言葉も今では廃れてはしまったけれど。

それでも今なおアイデンティティーの獲得に悩む人は少なからずいる。

人は人と深く関わることで、自分が誰かから必要されているという実感を得ることができます。

あきらめでもなく、慰めでもなく、強がりでもなく心の底から「私はいまの「私」でいいんだ」と、心の 底から思える、これを自己肯定感といいます。

自己肯定感は、善し悪しに関係なく、人とかかわり合い続けてこそ芽生えてくるものです。

−「カウンセラーをめざす前に読む本」

  • 己肯定感とは

ここで触れているのは自己肯定感の獲得。

曰く、自分が誰かから必要とされて初めて自己肯定感を得られるのだとか。

つまり自分のあり方に納得するには、そのあり方を必要としてくれる相手が必要だと言うこと。

一人で悩み自分を問い続けても自分自身を肯定することは不可能。

互いに必要とされたいが故に、人はコミュニケーションをとり、自己肯定感を求めている。

人に必要とされて初めて自分を肯定できる。

つまり、他人との関係性の中で自分が確立していく。

自分を認められない苦痛は何にも代え難い。

自分を追いつめず、人とのかかわりの中で芽生える信頼関係に目を向けることが、苦痛を和らげる 一歩となるのではないだろうか。

人間関係が希薄な社会であればあるほど、自己肯定感を見いだすために、人は人を求め、人と向き合う職 業に強く目が向いていく。

−「カウンセラーをめざす前に読む本」より

  • の問題の今

現在、様々なメディアで心の問題が取り上げられている。

臨床心理士が国家資格となりカウンセラーという職の幅が広がりつつあるのも人と人の関わりの減少がが発端とも言える。

実際、ITの進歩によりにより、人と顔を合わせなくてもことが済んでしまう便利な社会。

しかし、一方で以前は当たり前だった人と関わる時間の短縮化、簡略化が進み、人とふれあう暖かみが失われつつある。

  • 後に

人とのふれあいといっても、そのなかで傷つくことはイヤというほどあるものだ。

かといって、その関係性を全部放り投げだしてしまうと、それは孤独を生み、自分らしさをも失ってしまう。

その泥臭い関係性の中で、自分を支えてくれていたもの、これに目を向けることが重要。

時には逃げてもいい。

閉じこもってもいい。

ただ、そんな自分でも、見放さず、必要としてくれている人は必ずいる。

このことに気づくことが、自分らしさ獲得の第一歩なのかもしれない。

…ご拝読ありがとうございました。

それでは、今宵も程よいネットライフを。

またのお越しを、心よりお待ちしております。

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